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講師:山中由美
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、福祉住環境コーディネーター、NPO京都府認知症グループホーム協議会監事、など
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  介護

    さまざまな視点からのチェックが必要な介護サービス

 
介護サービスが一番重要だと考えてもいいと思います。
しかし、設備面と異なり、「見た目」ではわからない非常に難しい部分。
ある意味、ナマモノでもあります。
入居時のサービスが、1年後、3年後、も同じような品質で提供されるとは限りません。
介護サービスそのものを見るだけでなく、その事業者の方針や体制も見極める必要があります。

●介護職員の数

特養ホームも含め、有料老人ホームなど介護施設は、要介護の利用者3人に対し1人の介護職員を配置とする「3:1(3対1)」が基準体制となっています。
有料老人ホームで手厚い介護をするところは、「2:1」「1.5:1」というふうに、利用者2人に1人、3人に2人と職員体制が多くなっています(その分、利用者の費用も高くなりがちです)。

しかし、この人数は24時間常にいるわけではないので注意です。職員1人という計算は、週に40時間働く人を1人と計算します。しかし介護の現場は24時間×7日=168時間。40時間働く人1人だと残り128時間は? もちろん交代制で24時間配置されますが、結果的に「3:1」は24時間に換算すると「12:1」くらいになるのです。

また、昼間の職員は多いですが夜間はぐっと少なくなります。30人程度の施設だと夜間は1人というところもあります。介護職員の体制は必ず確認したいところですが、利用者に対しての数だけでなく、時間帯などもふまえて確認しましょう。

●介護職員の資格

介護職員は、ホームヘルパー2級以上が望ましいと言われますが、資格がないから介護職員になれないという法律はありません。よって施設によっては、無資格のヘルパーもいます。さらに、国としても国家資格である「介護福祉士」や「社会福祉士」などの取得を奨励していますが、現場で5年以上や専門学校卒などの厳しい受験要件もあります。

資格保持者だから良いとは限りませんが、専門教育を受けてきた資格保持者が多いほうがより安心感はあります。介護に携わる資格者としては、ホームヘルパー3級、2級、1級、看護師、介護福祉士、などがあります。

またその他の専門職としては、PT(理学療法士)、OT(作業療法士)、ST(言語聴覚士)など、医療系の国家資格保持者を配置しているところもあります。専門的な見地から介護を予防したり、自立を支援してくれたりするので、これらの専門職を配置している場合手厚い施設といえるでしょう。

なお、看護師24時間配置と広告にうたっていながら、その実態がないということで、毎年のように公正取引委員会から「排除命令」が出されるケースがあります。広告やパンフレットを見ても、しっかりと確認しておきたいところです。

●介護職員の教育体制

介護の世界もずいぶんと変わってきました。少しでも良質な介護をできるよう、専門の学校や行政・民間の研修制度が多く出てきています。認知症には、専門の「認知症ケア」を考えるところも多く、利用者の状況にあわせた最適の介護を出来る環境が整ってきています。
施設として、最新の介護情報や技術を学べる機会を、介護職員に提供しているかどうかもチェックのしどころです。安価なところでは余裕がなく、職員には現場の時間だけの仕事というところもあります。職員も「少しでもよい介護を」と考える方が多い中、事業者として「良い介護を提供したい。介護職員の品質を高めたい」と考えているかどうか。

ぜひ、研修制度や教育体制も確認してみましょう。

●介護職員の離職率

上記と同様、介護職員が働きがいをもって過ごせる職場かどうかも一つの品質チェックになります。介護施設の離職率は、民間の場合35%程度といわれています。それより低いかどうか(できれば20%程度以下が望ましい)確認しておきたいところです。
職員が働きやすい職場(長く勤められる)は、利用者にとっても居心地がいいはずです。

●現場で介護職員をチェック

ホームの見学に行った際、介護職員をじっくり観察してみましょう。
明るく優しい顔で接しているか、言葉遣いはどうか、施設内をバタバタと走っていないか、見学者にも気持ちのよい挨拶をしてくれるか。現場にいる、利用者や介護職員の様子を見れば、そのホームがどんなところか、わかってきます。

介護の品質を見分けるのは、密室でのことだけに難しいものです。
しかし、「よくないところ」は雰囲気として出てきます。現場で見ること、大切です。

 
     
 
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