「施設の食費・居住費は自分で払う」「予防を重視する」というのが、今回の介護保険改正の主な点です。介護にお金がかかりすぎることを何とかしようという財源問題が背景にありますが、住み慣れた地域で安心して年をとっていけるように、制度を存続させ、改善していこうという理念が示されている点は評価できます。
大きな話題にはなりませんでしたが、今回の改正で末期ガン患者( 40 歳? 64 歳の場合)も介護保険の対象にすることが決められ、医療保険でまかなっていたものを、介護保険で面倒をみていくという方向性も出ています。
しかし、 20 ? 39 歳の若い世代からの保険料の徴収、支援費制度などの障害者の制度と介護保険などの合併などは先送りされました。「年金・医療・福祉」という、老後を支える社会保障給付費の伸びをどのように解決するか、とても難しい問題です。4月から本格的に動き出す新しい仕組みを利用するなかで、制度に全面的に頼らず、自分自身でできることを探す時代に来ているといえます。 |