要支援1〜2になった人には、重度化を防止するための「予防給付」があります。たとえば運動機能向上のための筋力トレーニング、転倒予防のためのバランストレーニング、口腔ケアや栄養改善指導などです。「お年寄りに筋力トレーニングが必要か」と議論もありましたが、効果を示すデータも出ています。
高齢者が寝たきりになった主な原因としては「衰弱」「転倒・骨折」が多いのです。つまづいて転んだだけなのに、腰の骨を折って寝たきりになってしまったという話をよく耳にします。骨粗しょう症で骨がもろくなっている人も多く、生活習慣病の一つ、高血圧などから脳梗塞で倒れ半身マヒになったという人もめずらしくありません。予防給付による指導で生活改善ができれば、寝たきり予防にもつながります。
予防給付の相談窓口となるのが、市町村に新たに設置される「地域包括支援センター」です。ここでは保健師、社会福祉士、ケアマネージャーなどの専門家に、介護についての相談をすることができます。 |